993カレラ ブレーキローター&パッド交換(2002/02/24)

74000kmで4輪のブレーキローターとパッドを同時交換しました。98年の納車時にはローター研磨されており、Fパッドは新品に交換されてます。F&Rともパッドの残量は警告モニターが点灯しておらずまだ使用が可能でした。ローターに関してはヨーロッパの前オーナーが1度交換したかどうか?は不明でありますが、おそらく過去にローター交換されてないと推測します。ローター交換については昨年6月の車検で厚みが規定値に対してギリギリであったことや筋状の波打ちとドリルホールから表面クラックが延びてきたので研磨不可能と判断し4輪とも交換を決断しました。まず交換の概要を見ていただきローターやパッドの状態をレポートします。ローター&パッドを思い切ってALL新品に交換したので新車時のブレーキフィールをこれでしばらく味わうことが出来ます。(^^)
ローター&パッド交換の前にタンクからブレーキオイルを抜き取っておきます。 パッドセンサーのコード類を外しキャリパーを外します ローターは2本の小さなネジで止められてるだけです。
新品のフロントのローターです。左右がちゃんと決まってますので間違えぬように。 新品と74000km走行したのフロントローターの厚みです キャリパーから外した使用後のFパッド内面のパッド磨耗センサー(矢印)
ピストンとバッドの間にはさみ込むサイレンサパットです。共振を防ぎ鳴きを止めます。今回はパットを再使用しました。 新品のFパッドです 新品のRパッドです
パッド磨耗センサー&コード 新品ローターが装着されました。 キャリパーをしっかりと固定します。
矢印はキャリパーのピストンです。ローターの回転方向に合わせて径が違うのがわかる。 パッドと磨耗センサーを装着して完了した内部です。 これで作業は終わりです。4輪交換ですから同じ工程を4回実施するわけです。


これが磨り減ったパッドセンサーです。パッド交換2回に1回は新品のセンサーに交換した方がモニターの誤作動を起こさないと思います。 これが新品ローターのドリルホール形状です。円錐状に1mmほどテーパーがついてますが、このテーパーが無くなった段階がローターの使用限界の目安になると思います。 これがFローターのドリルホールからの表面クラックの状態です。ストリートでの使用ではあまり気にすることはないかもしれませんが、サーキットでは不安ですね。さすがにこの状態でFISCOの第一コーナーのフルブレーキングは遠慮しました。(^^;;;
こちらはRローターのドリルホールです。Fローターほどクラックが入ってないです。
(mm) 新品ローター厚 ローター使用限界 交換ローター厚実測値
フロント 32mm 30mm
(研磨30.6まで)
右29.5mm 
左29.4mm
リア 24mm 22mm
(研磨22.6まで)
右21.4mm 
左21.4mm
ローターはF&Rとも0.5mmほど使い過ぎたようです。(^^;;;
(mm) 新品パッド厚 交換パッド厚実測値
フロント 11.0mm 右7.1mm/5.2mm
左8.2mm/7.5mm
リア 11.0mm 右8.6mm/4.0mm
左7.2mm/5.7mm