<番外編>993ハーネストラブル

ショップで修理依頼された95年993カレラTipのハーネスを見せていただきました。取り外されたはハーネスは電線の被服樹脂がボロボロで銅線がかなり剥き出し状態でした。被服が腐ってると言っても良い状態ですね。それはもう酷い状態でいつショートして火災が発生してもおかしくない状態でした。この993のオーナーさんの話をザコさんから聞いたところリアウイングのグリルをそのままホース洗車で綺麗に洗う習慣があったようです。ですからエンジンルームには水が相当入り込みハーネス保護用のフレキシブルホースの中にまでしみ込んだようです。それがエンジンの熱で蒸風呂状態になり被服が劣化したと推測してます。昨年小生がMY993のハーネスを検査したときは被服も弾力があり問題なかったのはエンジンルームには雨水以外は絶対に入れないようにしてるからだと思います。小生はバケツにくんだ水でしか洗いませんからこれが幸いしてるようですね。993のオーナーさんは洗車はエンジンルームに絶対水を流し込まないようにされることをお奨めします。綺麗好きの洗車魔の方は要注意ですぞ。ショートしないうちにチェックしてみて下さい。ハーネスが腐ってればハーネスに触れたり引っ張ったりするだけで誤動作が発生するはずです。

下の画像3枚が2001年に車検を受けた時の小生94年993カレラのハーネス状態です。銅線被服も弾力があり現在でもまったく問題はないです。


これがトラブルを起こした95年993カレラTipのエンジンハーネス全体です。


これがハーネスの拡大画像です。銅線の被服がボロボロで劣化というより腐食してしまってます。フレキシブルホースの中はもちろんのことそれ以外の目に見える所もボロボロです。火災が起きなかったのが不思議なぐらいです。とにかく洗車時はエンジンルームに水を入れないようにしないと駄目ですね。洗車機も御法度だと思います。尚、交換用のハーネスの被服が対策品になってるかどうかは現在不明です。対策されてないかもしれないですね。