ステアリング タイロッドダンパーの交換

最近になって直線でハンドルが右に傾くのでおかしい?と思ってましたが右のタイロッドダンパーのブッシュ劣化と変形でトーが変化してたようです。中山サーキットで強引にズリズリ!やったので劣化気味だったのが一気に駄目になった可能性が高いですね。(笑) 2003年6月の2回目の車検(85119km)で交換しました。左右ダンパー交換後はスライドテスターでトー調整をしないといけません。今回はタイヤが新品でないことや90000kmでエンジンを降ろす予定をしてるのでトータル4輪アライメント調整はしませんでした。尚、新品のタイロッドダンパーのパーツナンバーが変わっていたことを報告しておきます。対策品に変わってる可能性が大きいです。(新993 347 131 01 旧993 347 031 03) 最近アライメントをとってもハンドリングがおかしい?と思われる方は疑ってみて下さい。またこのダンパーはステアリングのすえ切りをよくやるオーナーは早く劣化するそうです。(ゴムブッシュの付いたタイロッドダンパーは993だけですので勘違いしないでね。)

右のダンパーのゴムブッシュが飛び出ています。ここは通常はブッシュは出ていません。 交換前のタイロッドダンパーの位置を白ペイントでマーキングとネジ山を数えて確認しておく。 ステアリングタイロッドのブーツをめくったところ
タイロッドダンパーを外します。 新品のタイロッドダンパーとブーツ 左が新品のダンパー、右が劣化したダンパーの先端。劣化品はブッシュが飛び出てる。(赤矢印)新品は劣化品とパーツナンバーが変わってました。対策されてる可能性があります。
タイロッドの交換前の古ブーツは破けてました。 タイロッドを外したステアリングギアボックス側の画像 新品のダンパーを装着するが最初に白マークを入れたところまでネジ位置を合わせる。
ダンパーを装着して新品ブーツを被せる。 左側の交換が終了。同じ交換作業を右のタイロッドにも行う。右はダンパーはOKだったが必ず両方の同時交換を奨める。 タイヤ横滑り量の測定ですが、横滑りinとoutがありまして、簡単に言うとトーインかトーアウトなのかを見れます。今回の作業で、キャンバー、キャスターは変化なく、 トーインのみの再調整が必要な場合だけ、このテスターが役に立ちます。(ザコさんコメント)
とりあえず横滑りゼロにあわせてありますので、タイヤが偏磨耗することはありません。 劣化したダンパーをサンダーでスチールのシリンダーを切って中を見てみました。中のスチールは二重構造になっておりました。85000kmも走行してブッシュの表面は固くなって劣化していったのでしょう。