993ホーンフレームブッシュ交換 (133038km FROSCHで修理 )

走行中にブレーキを踏むとホーンが鳴り出すという困った症状が出ました。原因はステアリングのホーンフレームブッシュが劣化して制動Gがかかった時にホーンがONになってしまうためです。これはホーンフレームを交換すればを簡単に修理できると思っておりましたがそうはいきませんでした。私の993は初期型のためすでにホーンフレームが部品として供給されてないのです。(初期と後期ではフレーム形状が違う) そこで後期型のホーンフレームを購入して4個の丸いゴムブッシュを抜き取り初期型フレームに移植するという修理をしてもらいました。しかし初期と後期で部品形状が違うのはいいとして初期型部品が手に入らないのは納得できないですね。最悪ステアリングを丸ごと交換なんてできないです。

ステアリング本体からホーンフレームを外します。 これがすでに後期型のフレームから抜かれたホーンブッシュ(4個)です。
左がブッシュが抜き取られた後期型のホーンフレーム。右が前期型のホーンフレーム。 後期と前期では金属フレームの形状が違うのです。
前期フレームから劣化したブッシュ4個を慎重に抜き取ります。 今度は抜き取った前期フレームに新しく後期から抜き取ったブッシュを慎重に圧入して移植します。
個の新しいブッシュが圧入できました。作業は神経を使って移植しないといけません。圧入部分が潰れてしまうとホーンフレーム本体が使い物にならなくなります。初期型のフレームは手に入らない貴重品です。