タイヤ・インプレションDATAPIRELLI (P2)

投稿期日 2003/10/15
投稿者名(敬称略) Fujitaku
タイヤメーカー   ピレリ
タイヤ名 ピレリP-7000
購入価格F/R(4本) ¥60000(4本合計)
フロントタイヤサイズ 205/50ZR17
(993にN指定なし)
リアタイヤサイズ 255/40ZR17
(993にN指定なし)
車の車種 ポルシェ993カレラ(94年)
年間走行距離 9000〜10000km
タイヤの使用環境 市街50%/高速40%/サーキット10%
タ イ ヤ 性 能(10星満点式で得点をつけてください。)
@DRYグリップ性能 ★★★★★★★
Aウエットグリップ性能 ★★★★★★★★
Bウエット排水性能 ★★★★★★★★
CDRYコントロール ★★★★★★★★★
Dロードノイズ性能 ★★★★★★★
E乗り心地 ★★★★★★★★
Fコストパフォーマンス ★★★★★★★★★
Gファッション性 ★★★★★★
H耐磨耗性(磨耗度) ★★★★★★★★  
(7500kmで6分山)
I燃費性能 ★★★★★★★★
J軽量性 ★★★★★★★★
総合評価
(@〜Jの平均)
★★★★★★★★
次回履かせたいタイヤと
その理由
ミシュラン/パイロットスポーツ
コンチネンタル/スポーツ
このタイヤへのコメント  ピレリP7000と言えばあまりタイプ964以降の911に履かせるオーナーは少ないと聞きます。しかし実はこのタイヤは個人的にすごく気に入りました。まずその価格に対する性能(コストパフォーマンス)はこのP7000の右に出るタイヤは今のところ見つかりません。ピレリのカタログでも堂々とウルトラハイパフォーマンスタイヤに分類されてます。なんせ993用17インチ前後4本が実売¥60000〜¥70000で買えるのです。ピレリP-zeroやミシュランのパイロットスポツの17インチN指定だと4本で実売120000円前後ですから約半額ですね。4本とも同時に交換するのが911でも理想的というなら半額プライスというのは見逃せないですね。このP7000を一度も履かせたことがない911オーナーは安い価格やN指定でない先入観で敬遠したがりますが小生はストリート中心ならP7000でも充分に使える!と確信しました。P7000の発売開始は964後期と同じ時期だったと思うから後期964〜初期993で貧弱と感じるのはあまりにも可哀想じゃないでしょうか。(笑)ピレリP7000の一代旧モデルのP700が92年式964/16インチのメーカー指定だったことをご存知でしょうか?そんなP700が当時の964ベストバランスタイヤならその継承モデルのP7000も充分に使えると思うのが本来の姿だと思うのですが。このP7000はストリート中心に中山サーキット1回、鈴鹿サーキットフルコース2回を酷使して現在約7500km走りました。たしかに過去に履かせたP-zeroやBSのS-02に比べたらドライグリップが落ちます。しかしサーキットでもいきなりブレークすることなく逆にズルズル!と滑る感覚がつかみやすく実に楽しい!と感じました。(笑)磨耗度もリア7500km走行で6分山程度でなかなか減りません。(笑)ポルシェマガジンでレーシングドライバー松田秀士選手にこのP7000を履かせたMYノーマル993で中山サーキットを3LAP攻めてもらいましたが993RSの18インチ/ミシュランパイロットスポーツに対しベストラップタイムが2.3秒しか差がありません。(連続LAP走れば差がかなり出るかもしれないですが)しかも比較車両は約30馬力アップ、-50kg軽量化されたレンシュポルトです。(笑)またこのタイヤはカタログにも書かれてますがウエット性能もかなりいいのです。安心して雨天の高速ドライブも楽しめました。尚、現在はP7000はさらにウエット性能を上げたP7000SPにモデルチェンジしております。ややドライグリップが落ちてるようですが普段ストリートだけで楽しまれる方はコストが低く磨耗も少ないこのP7000シリーズを一度は試してみて下さい。930〜964〜993までの使用ならそのコストパフォーマンスに驚かれるはずです。P7000を選択して感じたことはサスペンションがへたってしまった911で高価なハイグリップタイヤを選択するより4輪アライメントが調整された元気のあるサスで安いタイヤをどんどん4本とも交換していく方が911らしい走りができるように思いました。あくまで安いタイヤは不安で嫌い!とおっしゃる方にまで無理にP7000シリーズはお奨めしませんが。(笑)