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オーナーの愛読書 紹介

私は読書家ではありませんので、面白かった本だけをピックアップして紹介します。

THE空冷911(ネコ・パブリッシング 1998年9月)
空冷911が生産中止になった後に発刊されたこのBookは、空冷911ファンなら手元に置いておられのでは?と思います。各歴代モデルの紹介、911変遷年表、空冷911オーナー紹介、空冷メンテナンスガイドと内容は充実してます。911初心者が一番に重宝するのがメンテナンスガイドじゃないでしょうか。少し記述間違いもありますが、各タイプ別にメンテナンスポイントは的確に紹介されてると思います。それと、うっふふ・・・オーナー紹介のPAGEにはMY HPの掲示板の常連様の「あの方」も紹介されております。さて誰でしょうか?それはヒ・ミ・ツです。(笑)










ポルシェ911 31年のすべて(別冊CG/二玄社 1993年12月)
911シリーズのType993が発表されたと同時に発刊されたBookです。MY993と同じ年式の993のインプレッションと仕様の徹底紹介がされており、小生にとっては忘れられない1冊です。当時My964C4を手放した後に、この本をすぐに入手し、隅々まで読みました。もう911は買えないだろうと失意のどん底でこの本だけは大切に保管してきました。そしてなんと運命的にも1998年6月に、この本と同じ94年式を執念で入手しました。おまけに表紙とインプレを飾るスピードイエローまで同じとは!この本が手元になければ993との出会いがなかったかもしれません。この本は993のみならずナローからの歴代911の代表的な空冷モデルのインプレも詳しく紹介されており、911オーナー必見だと思います。今、この本をHPで公開できることに喜びを感じています。 (^^)








車趣味の欧州旅行ガイド〜自動車パラダイス ヨーロッパ(別冊CG/二玄社 1996年5月)
いつかヨーロッパを車でドライブしたいと思っている方には必見のBookではないでしょうか。本の見出しには「エンスージアストよ ヨーロッパをめざせ」と読者をくすぐる。内容はドイツ、イタリア、フランス、イギリスに分けられて紹介されている。
ドイツ編:シュトゥットガルト(メルセデス・ジンデルフリンゲン工場)ミュンヘン(ドイツ博物館BMW博物館)フランクフルト(オペル本社)ジンスハイム(自動車技術博物館)ウォルフスブルク(VW博物館)イタリア編:マラネッロ(リストランテ・キャバリーノ、ガレリア・フェラーリ) トリノ(カルロ・ビスカレッティ自動車博物館)ミラノ(アルファロメオ博物館)フランス編:ルマン(サーキット)パリ(車グッズ・ショップ)イギリス編:自動車博物館 ロータス工場 自動車趣味のロンドン 他 : 車で通れるユーロトンネル/ル・シャトル(車積載列車)の紹介、アウトバーンの走り方、レンタカーの借り方、ミニチュアカーショップ紹介 他 盛りだくさんの内容です。





新ハイスピード・ドライビング(ポール・フレール/二玄社 1993年12月)


自動車ジャーナリストの中ではカリスマ的なP・フレール氏が書いたこのBookは1966年に「ハイスピード・ドライビング」として初版が出ており、93年に今の時代に合わせて内容を一部改定されて発刊されました。P・フレール氏は1960年のルマンでフェラーリ・テスタロッサで総合優勝もなしとげた凄いジャーナリストです。本の内容はドライビングの基本から、数値で解析された理論、レーステクニック 等が紹介されており、サーキット派の方には愛読されている方は多いと思います。またP・フレール氏はポルシェ911の愛好家でもあり、歴代の911も所有されており、我々ポルシェ・ファンには嬉しいところです。1997年12月号のCG誌に「去り行く友との会話・911が語る34年」と言う記事が出ており、空冷ナローから水冷996にいたるまでのP・フレール氏の手記も印象に残っています。







ルマン/伝統と日本チームの戦い(グランプリ出版 1995年7月)

「ルマン24時間レース」の帝王といえば常勝ポルシェで決まり。異論をとなえる方はほとんどいないでしょう。そのルマン24時間レースを設立から1995年までの年代別に紹介されています。ジョー・ホンダ氏のPHOTOも多数紹介されております。モータースポーツの最高峰は「F1レース」だとよく言われておりますが、個人的にはこのルマンが最高峰と思っています。理由はこのBOOKにも紹介されていますが、F1は「ドライバーの世界一」を決めるレースであるのに対し、このルマン/スポーツカーレースは、「メーカーやチームの名誉ナンバーワン」が、決まるから好きなのです。したがって有力なワークスやプライベートチームが全力で勝ちにくるのです。おまけに年1回の一発勝負のため、負ければまた1年後までお預けとなるのです。主催者や勝利者は多額の賞金や報酬は求めず、メーカー同士の意地とプライドをかけて激突するレース展開は、TV観戦するだけでも病みつきなります。日本からの参加で優勝したのは1991年にMAZDA 787B(ロータリー13Jエンジン/4ローター)が唯一であり、長年こつこつと参戦してきたMAZDAスピードチームの姿勢はすばらしかった。 ルマンだけはチームの資金力がいくら豊富にあっても、経験がないと勝てないところが実に痛快である。F1で有名なHONDAもこのレースで優勝すれば本物のスポーツカーメーカーと言えるのでは?(HONDAファンの方にはすみません。個人的にMAZDA党なので・・・次期NSXの12気筒あたりで頑張って欲しいですね)


ポルシェ伝説〜CD−ROM (二玄社 1996年6月)

これはBOOKではなく、カーグラフィック誌(CG)の別冊として発刊されたCD−ROMですが、紹介します。ポルシェの歴代モデル356、911、914、924、944、928、959、968、ボクスター(プロトタイプ)に分けて22種紹介されています。200枚余りの画像、エグゾーストノート、車種解説、スペック比較、フェルナンド・ポルシェ伝記、レース、ビデオ 他が盛りだくさんに紹介されています。歴代モデルが年表形式で検索しやすく、ポルシェの歴史が、わかり易いように内容が構成されています。。この中では、356カブリオレに乗ってアルプスをドライブするフェリーポルシェのモノクロビデオ画像が、私は特にお気に入りです。モノクロ画像だけにノスタルジアな雰囲気が漂っています。






男は黙ってスポーツカー(吉田 匠/双葉社1995年4月)

自動車ジャーナリストの吉田 匠 氏が出されたこのBOOKは、現在も私の愛読書の1冊です。この後に第2集も発刊されており、「ナローポルシェ」サイトのOZさんが紹介されております。(私は持ってません)内容は国別に「イギリス車」、「フランス車」、「ドイツ車」、「日本車」、「イタリア車」に分けて紹介されており、ドイツ車は8台中、7台までポルシェについて、びっしり書かれています。以下にポルシェの紹介車種を並べます。
@PORSCHE911歴代6車(901からカレラ2、2リットルから3.6リットルまでの30年)
APORSCHE911カレラRS(964RS/RSの文字は、伊達じゃない。)
BPORSCHE911カレラ2 Speedster(964/ウインドシールの向こうにボクスターの姿が見えた。)
CPORSCHE911カレラ(凛とした南仏の秋に993を駆ける甘美と興奮。)
DPORSCHE911カレラ(993は日本で乗っても素晴らしかった。)
EPORSCHE911カレラ4(久しぶりにポルシェが欲しくなった。カレラ4のカブリオレがね。)
FPORSCHE968(頑張れ、ポルシェ)





ポルシェへの頂上作戦/高性能タイヤ開発ストーリー (グランプリ出版/御堀直嗣1991年4月)

9年前に発刊されたこの本は、現在も私の愛読書の1冊です。内容は1980年代後半、スポーツタイヤメーカーとして日本国内では当時高い評価を受けていた「ブリヂストン社」であったが、世界の名だたるポルシェやフェラーリ 等のスーパースポーツ群の世界では、知名度がまだ低くかった。ブリヂストンとしてはこれらの「スーパースポーツカー」メーカーにタイヤを売り込み認証を得て知名度を上げる必要があった。この当時ポルシェは超スーパースポーツの959の開発時期でもあった為、この959用のタイヤ開発に取り組み認証を得るまでのストーリーを纏めた本です。959で認証されたポテンザRE71はその後、一般スポーツタイヤにモディファイされRE71シリーズは大ベストセラータイヤとなったことは記憶に新しい。開発にあたっては元レーサーの黒沢元治氏 ステファン・ベロフなど名だたるドライバーとクレーマーレーシングチームのサポートのもとドイツの聖地ニュルブルクリンクサーキットのオールドコースで930ターボを使い、入念なテストを繰り返し行った記録でもある。ポルシェ959用タイヤ認証に情熱を注ぎ込んだ「熱き男達」の魂が込められた1冊です。